松田産業株式会社(以下、「当社」という。)は、貴金属(金、銀、白金、パラジウム)の取引において、松田産業グループ グローバル行動規範に従って、人権侵害、マネーロンダリング等の不正行為に関与している地域との取引を回避し、紛争やテロリズムへの資金提供を禁止し、かつESG (環境・社会・ガバナンス) 要素を含む、サステナビリティに係る責任に取り組むことを基本方針とし、サプライチェーンに対してLBMA1及びLPPM2が定めるガイダンス3に基づき、以下の通り貴金属管理を推進して参ります。

管理体制の構築

当社は、貴金属管理に関する統括責任者を置き、選任された管理責任者により管理体制を構築し、責任ある貴金属管理を推進いたします。

リスクの特定と評価

当社は、OECD紛争地域及び高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンスの附属書IIで定めるリスク4及びESG要素に悪影響を及ぼすリスクのいずれかがある取引先を高リスクと定義し、取引先に対するリスク評価を行います。その評価の結果、統括責任者が取引先を高リスクと判定した場合には、特定したリスクの軽減を図るか、取引をしないものとします。

取引のモニタリングと記録の保管

当社は、受領した貴金属含有原料が、事前に入手したサプライヤーからの情報と一致しているかどうかを監視し、関連する記録を適切に保管管理いたします。

教育

当社は、責任ある貴金属管理に携わる従業員に対して、必要な教育・訓練を実施いたします。

第三者機関による監査

当社は、責任ある貴金属管理の体制及び運用状況について、定期的に独立した第三者機関による監査を受審いたします。

制定:2014年4月1日
改訂:2022年12月16日
松田産業株式会社
代表取締役社長 松田芳明

  1. ロンドン地金市場協会(London Bullion Market Association)
  2. ロンドン白金及びパラジウム市場(London Platinum and Palladium Market)
  3. LBMA責任ある金のガイダンス(Responsible Gold Guidance)、LBMA責任ある銀のガイダンス(Responsible Silver Guidance)、LPPM責任ある白金及びパラジウムのガイダンス(Responsible Platinum and Palladium Guidance)
  4. 次に掲げるリスクをいう。
  • 鉱物の抽出、輸送又は取引に関連した人権侵害
  • 非政府武装集団に対する直接的、間接的支援
  • 公設又は私設の治安部隊への直接的、間接的支援
  • 贈収賄及び原産地の詐称
  • マネーロンダリング
  • 脱税ならびに手数料又は採掘権料の未払い