コミュニケーションを通じた事業の推進 と社会貢献の拡大

当社の事業は地球環境の保全と循環型社会の構築に直結しており、事業そのものが社会貢献という認識をしています。

地域社会とのコミュニケーションと協力関係を促進することで、社会的意義のある事業を推進し、社会貢献の拡大に取り組んでいます。

入間市、関市と「生活環境保全」の協定締結

当社は、2006年5月に埼玉県入間市と締結した「生活環境の保全に関する協定」により、入間市の当社工場の産業廃棄物の処分業務において「環境への負荷を最小限にとどめる操業」「資源化の推進に資する操業」「地域住民との協調による操業」を真摯に実践しています。

また、岐阜県関市においても自治体と環境に関する協定を締結し、地域環境の保全に協力しています。

入間市と連携した清掃デーと関市のボランティア清掃活動

当社は、入間市が毎年6月の第1 日曜日に催している市民清掃デーの趣旨に賛同し、毎年6 月の平日に清掃活動を実施しています。当日は、武蔵工場、武蔵第三工場、入間工場、入間第二工場、開発センターの周辺を清掃し、収集したゴミは工場団地連絡会の協力でゴミ収集車が入間市総合クリーンセンターに運んでいます。また、埼玉県狭山市の狭山事業場でも毎月自主的に事業場の外周を清掃しているとともに、関市の関工場と関第二工場では市のボランティア清掃活動として工場周辺の清掃をしています。

狭山事業場周辺の清掃活動
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狭山事業場周辺の清掃活動
入間工場周辺の清掃活動
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入間工場周辺の清掃活動
武蔵第三工場周辺の清掃活動
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武蔵第三工場周辺の清掃活動

地域との協力:就労継続支援事業所と約30年の協力関係を継続

当社の事業活動は地域の皆様にも支えられています。入間市内の2つの就労継続支援事業所、狭山市内のひとつの就労継続支援事業所と、実務的な協力関係を構築しています。

入間市内のNPO法人「虹の郷」の虹の郷福祉作業所様には、全国の病院から集められたレントゲンフィルムを袋から取り出す作業や、リサイクル用の半導体基板をビニールパッケージから取り出す作業をお願いしています。同事業所との協力関係は約30年になります。スタッフの方からは、「みんな、自分たちの仕事が世の中に貢献していることにやりがいを感じています」と伺っています。同様の作業を同市内の社会福祉法人羽搏会(はばたきかい)の「おおるり」就労継続支援B型事業所様にも約30年にわたって依頼しており、協力関係を構築しています。

2014年には狭山市内のNPO法人「ぶどうの会」のオアシス作業所様との協力関係がスタートし、他の2つの事業所と同様に、作業をお願いしています。事業活動を通じた地域との協力を推進することで、当社と地域社会の双方の発展に繋がっています。

入間市の就労継続支援事業所との協力を説明するポスター
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入間市の就労継続支援事業所との協力を説明するポスター

小学生の工場見学

当社は循環型社会構築に直結する事業を運営しており、その意義を広く周知するべく、地域の小学生の工場見学を積極的に受け入れています。市内の企業を見学することで経済の仕組みを学んでもらう講座を市内の小学生を対象に入間市が開催しており、当社も協力しています。参加児童は社員の説明を熱心に聞き、当社も事業内容を直接説明し、循環型社会構築の意識の醸成に貢献できる貴重な機会となっています。

入間市の脱炭素活動への参画

入間市は、2021年2月に近隣の4市と共同で「ゼロカーボンシティ共同宣言」を表明し、脱炭素への取り組みを実施しています。さらに、国から2022年度「SDGs未来都市」に選定され、環境、社会、経済の3つの側面のバランスが取れたWell-beingなまちづくりを進めています。

入間市では「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて、市民・企業・行政等多様な主体が連携・協働し、脱炭素型まちづくりの推進体制を構築するために「入間市ゼロカーボン協議会」を2022年6月に設立しました。具体的な取り組みとして、市内公共施設・民間施設における太陽光パネルの設置促進等に先行着手するとともに、地域でつくった電気を地域で消費する「エネルギーの地産地消」に向けて、地域新電力の誘致・創出を後押ししています。当社は、入間市の脱炭素への取り組みに対し、入間市工業会を通じて参画しています。