海外と国内を飛び回り、産地とお客様をつなぐ喜び。
食品事業部 農産部 農産二課
海外の生産者とお客様、双方にメリットのある提案型のビジネスを
海外産地の野菜全般の仕入れ業務を担う農産二課に所属し、北米をはじめとする、欧州、インド、ニュージーランドエリアを担当しています。主なミッションは、海外産地へ出張し、生産者と直に交渉して買い付けて、直輸入すること。実際の輸入手続きやその手配と書類の処理、品質保証などはすべてを一人で行うのではなく、社内外の方々と連携しそれぞれの役割を担っていただいています。
海外の生産者との商談で大切なのは、当社が信頼に足る会社であり、今後も取引を継続していくべき会社であると思ってもらえるようコミュニケーションを取ること。また、輸入商材を求める食品メーカーなどのお客様に対しては、産地の情報を詳細に伝えることでより良い製造につなげてもらうことが重要な役割です。例えば「供給量を増やすため、他の産地を検討したい」というお客様に対して、「南半球のこの産地であれば、これまで採れなかったシーズンでも供給できます」と提案することもあります。このように、生産者や産地とお客様、双方にメリットを生む提案型のビジネスに日々取り組んでいます。
海外に携わる仕事に挑戦したい。その思いにぴたりとマッチ
就職活動での強みとして語学力を強化しようと思い、1年間、大学を休学してカナダへ留学しました。そこで英語という言葉一つで何かを発信すると、それが国籍や文化を超えて伝わること、また、新しい価値観や意見を受け入れ、見出すことの楽しさと難しさを学びました。こうした経験から、海外に携わる仕事がしたいと考えるようになり、商社業を志望し、その一社として出会ったのが当社でした。
縁を感じたのは、その後の選考過程を通して一貫して違和感を抱くことなく、「この会社で働きたい」と思えたことです。なかでも好印象だったのは、海外での仕事について、「こんなことができますか?」「こんな新しいことができますか?」といった質問を投げかけた際、決してはぐらかすことなく、真摯に答えてくださったこと。その中で、自ら海外の産地に足を運び、商談し、仕入れた原料が多岐にわたる商品に使用され、それを日常的に目にすることができる、そんなやりがいある仕事がイメージできました。
海外産地から国内市場まで、一連の流れに大きく携わっていること
直接海外の産地に足を運び、現地で得た情報を精度高くお客様にお届けすることで、意思決定をサポートし、その結果として産地とお客様をつなぐ役割を果たせることに大きなやりがいを感じています。また、自分が携わった商材が食品メーカーのお客様によって加工され、市場に流通していく様子を目の当たりにできることも、この仕事の魅力の一つです。もちろん、ビジネスは必ずしもうまくいくわけではありません。だからこそ、海外産地 - 当社 - お客様 - 最終消費者、これらを俯瞰した際に最適解は何かを常に考えるようにしています。
また、当社で海外営業を担う面白さは、明確に自分に与えられるポジションがあり裁量を持って動けること。その一方、自分の担当エリア以外のビジネスに取り組んではいけないということはありません。明確なミッションがあれば、それに対しては舵取りを任せてもらえてサポートも得られます。また、たとえ失敗したとしても、「一人の問題ではないのだから」と言われることも心強い点です。
輸入品販売の最前線での経験を活かし、
海外営業として日々成長
入社後、輸入品販売の最前線である名古屋営業所に配属され、約3年間、愛知、三重、岐阜、静岡の東海4県エリアのお客様を担当しました。担当するお客様の数は実に40〜50社。新人の立場で、それだけ多くのお客様に関わっていくというのはハードルが高い仕事でした。しかし、その分、様々な規模やタイプの食品メーカーのお客様にアプローチしていく中で、着実に対人コミュニケーション力を磨くことができました。また、今振り返ると、輸入品販売の最前線に身を置き、お客様が海外産地の商材に対して持っている期待や課題感を知ることができたことは、現在の仕事の大きな糧になっています。農産二課に異動後は、日本では考えられないくらい広大な農地を持つアメリカの大農家さんをはじめ各国の生産者との商談、国内のお客様への提案、当社の各営業所との連携に取り組み、それらを通して今もビジネス構築力を高める日々です。
産地リスクに関する課題に応え、新たな産地を開拓
この数年、お客様の中で地政学リスクや気候変動などの産地リスクを鑑み、他のエリアを検討していこうという動きが活発化しています。そうしたお客様の課題に応えていこうと、私も新しいエリアで商売をつくっていこうと試みてきました。
その成功事例の一つが、インド産の農産商材です。この商売が拡大するまでは苦労の連続。商談相手となるインドの方は商売人で、交渉も一筋縄ではいきません。まず、日本が置かれている状況や、インド産の商材を輸入することで起きる効果などについて、数字やデータで示さなければ到底納得してくれません。そして実際、当社がどれだけの量の商材を買えるのかという点についてもシビアに試されます。そこで、本社はもちろん、全国の営業所と連動して販売量を増やしていくための社内交渉も必要となりました。苦労は多かったものの、インドで新しい商売をつくり、お客様の選択肢を増やすことができたことに大きな喜びを感じました。
日本の地の利を活かし、
海外産地を他の国につなぎたい
海外から商材を輸入し、それらを日本国内で販売するのが当課の主なビジネスですが、今後は日本の地の利を活かして、欧米 - アジア間、オセアニア - アジア間をつなぐような取り組みができたらと考えています。例えばアメリカの方からすれば、東南アジアは遠く、なかなか自分たちでプロモーションもできないのが実情です。そこで地理的に中間に位置する日本だからこそ、中継拠点としての役割を果たせると考えています。実際に現在、アメリカの産地からアジア各国へ商材を運んでいます。このように、各国の産地同士をつなぐ役割を担う仕事に取り組んでいきたいと考えています。
私が考える当課の強みは、海外情報の鮮度の高さ。お客様に伝える産地情報の厚みから、「また海外産地に行ったの?」などとお客様にたびたび言われます。このように今後もフットワークよく世界を飛び回り、新たな取り組みに挑み続けたいと思っています。
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